花粉症について
花粉症の典型的な症状といえば、くしゃみや鼻づまり、(アレルギー性鼻炎)、目のかゆみ(アレルギー性結膜炎)です。それ以外にのどのかゆみ、イガイガ感、咳といった咽喉頭症状(咽喉アレルギー)も少なくないことが最近の研究でわかってきました。

花粉被害は今後100年~200年は続く

スギ花粉の大量飛散がつづくのは前年夏の気温と日射量に大きく影響される。気象状況のほかの理由として1950年~1960年に植林されたスギのほとんどが生殖期を迎えたことがあげられる。スギは樹齢25年~30年で沢山の花芽をつけるようになり、40年〜50年からフル回転し始める。スギの樹齢はかるく数百年を越える。生殖期間がどの程度なのかは不明だが、短く見積もっても100年~200年はいくだろうと関係者はみている。スギの樹齢が上がることで花粉飛散量はさらに増える可能性があると危惧する。
加えて、1970年台後半からスギに代わって植林されたヒノキが続々と生殖期に入り、状況はいっそう深刻化しつつある。さらにそれに追い討ちをかけるのが地球温暖化だ。気温が上昇し雨の降り方が変わることで日射量が増す。スギやヒノキの成長や生殖には格好の環境となり、花粉の生産量にいっそう拍車がかかり、被害は増える。

予防対策の頼もしい見方が登場

スギとヒノキの花粉がいくら多くても、完璧な治療法があれば問題は解決する。しかしそれらはまだ見出されていない。とすれば、次の手は花粉の予測精度を今以上に高め、予防対策を万全にすることだ。
その一環として、大気中の花粉を常時正確にカウントとする最先端の計測装置の開発が進められている。この装置の利点は、花粉の飛散量や分布を分単位で把握できること。患者や医療機関は、そのデータをインターネットで簡単に取り出せる。数年後には携帯電話でも情報をみられるようにする。予防対策に役立つであろう。スギ花粉は2月末から飛散が始まり3月下旬までが飛散の本格的ピークである。ヒノキの飛散開始は4月以降となる場合が多い。ヒノキ単独で発症することは少なく、スギ花粉症に続いてヒノキ花粉症を続発する例が多いことから2月から5月まで2~3ヶ月治療を要することが多い。

花粉症対策

花粉シーズンは、なるべく外出を避ける。
特に、風の強い日は外に出ない。外出は、午前中に済ませ、外出時にはメガネやマスクなどで花粉をよせつけないようにする。花粉の多い日は窓を閉目切り、開くときは風下の窓をあける。また、こういう日はフトンや洗濯物を干すのはやめる。花粉は、湿気を含むと重くなって、すぐ落下するので、部屋の中は乾燥しないように加湿する。