麻疹(はしか)

始めは風邪のような症状から、合併症を起こしたりし入院が必要なことも

最も重い感染症の1つです。伝染力が強く、どんな体力のある子でもうつってしまいます。1979年(昭和54年)以降に麻疹ワクチンの接種が始まり、患者数は激減しましたが、はしかそのものがなくなったわけではありません。 始めは咳や発熱などの風邪のような症状をおこします。熱が一度下がって、ふたたびぶり返したとき発疹が現れます。口腔内にコプリック斑(白いブツブツ)ができて、麻疹と診断されます。 発疹は赤くて細かいボツボツがでます。次第にくっついて、2〜3日で全身に広がりむくんだ状態になります。この時期がいちばんつらい期間です。熱はい1週間で急速に下がります。発疹は、色あせて、色素沈着(くろずんできます)をおこし、痕が残りますが、これも2〜3週間できえてしまいます。麻疹にかかると一生免疫が得られます。麻疹は重症になるケースが多いので注意が必要です。高熱、食欲不振、咳、下痢、嘔吐などの症状が現れるため、水分や食事を摂るのが難しくなります。合併症も起こしやすく、中耳炎、肺炎は50~100人に一人、脳炎は1000~2000人に一人の割合で併発していますし、死亡するケースもあります


感染を防くには?

母体からもらった抗体は生後10か月ごろには90%が、1歳2か月を過ぎると完全になくなります。したがって、生後8か月を過ぎたあたりから麻疹の抗体はなくなっていると考えたほうがいいでしょう。感染者の60%は1~2歳で、まず1歳台に流行の」ピークがあります。予防接種の対象は12か月~72か月と幅が広くなっていますが。できるだけ早く受けておいたほうがいいでしょう。