流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

発熱が長引くと髄膜炎を併発

おふくかぜはムンプスウイルスの感染で起こります。母体からもらった免疫は生後10ヵ月まで有効なので、赤ちゃんが感染することは多くありません。2歳過ぎから大人になってかかる病気ですが4~5歳からの感染が多くなります。耳下腺、顎下腺が腫れて痛いのが主な症状ですが、ウイルスは全身の臓器に回っています。腫れは3~7日長くても10日で消えます。腫れ方はなんとなく顔の形が膨らんでいるという感じで、手で触れると、やや硬く感じます。両側が一度に腫れることもありますが、片側の腫れが消えてからもう一方が腫れることもあり、合計2週間ちかく腫れることもあります。発熱が長引いたり、不機嫌、頭痛、嘔吐、ひきつけを伴うようであれば、髄膜炎の疑いがあります。髄膜炎は脳や脊髄の周りを覆っている膜の炎症です。比較的軽い髄膜炎ですが入院を要し、難聴を起こすこともあります。感染を防ぐには2歳になってから予防注射をしてください。自己負担の任意接種ですが、100人に一人が合併症の髄膜炎の危険があるので、うけておいたほうが望ましいでしょう。