増加する小児花粉症

鼻閉症状逃さず早期診断を

東京都衛生局の報告によると、都民の5人に1人がスギ花粉症といわれています(平成8年度調査)。
全国的な調査は行われていませんが、各地でも増加していることは確かです。
最近の傾向として特に幼児期から学童期にかけて発症の増加が顕著です。
その背景には、近年にみられるスギ花粉の大量飛散に加えて、大気汚染、住宅や食生活などの環境因子が複雑に絡みあい、影響していると考えられます。花粉症のおもな原因はスギのほかヒノキ、カモガヤ(イネ科)ブタクサがあります。
花粉症を疑われる場合は次ことに注意してください。
鼻をすすっている動作や口呼吸を鼻閉症状の指標として見逃さないようにする。
鼻や目をこすっているしぐさも見逃さないようにする。以上の症状が続いたときは医師に相談してください。
家族に花粉症の人がいる場合には、花粉症になる確率が高いといえます。

治療について

学童にはステロイド点鼻薬が中心で目の症状には非ステロイドの抗アレルギー性点眼薬を使用します。点鼻いやがる幼児期には抗ヒスタミン剤の服用をするようにします。生活上の注意として花粉の多い日にはできるだけ外出しない。部屋の窓をしめる。
マスクをする。布団は干さない。干しても掃除機をかける。家の入り口にブラシを置いて、衣服を払ってからは入いるなどです。

診断について

・スクラッチテスト:
微細な引っかきをつくり抗原(原因となる花粉)を皮膚組織に接触させてその反応を見るテストです。15分くらいで結果がでます。
・血液検査:
血液をとってアレルギーの原因をしらべます。